
美容コスメの商品宣伝でよく耳にする「コラーゲン」という単語ですが、このコラーゲンが皮膚の中のどの部分にあってどのような形をしているのかを知っている人は少ないでしょう。人間の皮膚は数ミリという厚さしかありませんが、その数ミリの中は「表皮」・「真皮」・「皮下組織」という3つの層に分かれています。このページでは美しい肌を作る「表皮」・「真皮」・「皮下組織」という3つの層の働きとメカニズムについて説明します。
皮膚の構造やメカニズムを知っておけば、どのようにお肌をケアをすればいいのかが理論的に分かるようになります。
キレイなお肌をスキンケアで保つためにも皮膚の構造の知識を深めましょう。
皮膚の構造:表皮
表皮はお肌が生まれかわるところで厚さは約0.06〜0.2ミリとなっています。表皮はさらに「角質層」・「顆粒層」・「有棘(ゆうきょく)層」・「基底層」の4つの層に細分化することができ、一番下の層である「基底層」から生まれた細胞が少しずつに上へ押し上げられ、最後にはフケやアカとして剥がれていきます。この細胞の生まれ変わりをターンオーバー(表皮の新陳代謝)と呼び、正常な新陳代謝だと約28日周期、つまり一ヶ月に一回のペースで起こります。この周期サイクルは加齢とともに期間が延びていきます。
角質層
角質層は様々な刺激から約14日間身体を守る役目を持っています。角質層の主な成分はケラチン:タンパク質で、このケラチンは水分を吸収力と伸縮性が非常に強く抵抗力があり、皮膚を保護する役目となっています。また、角質層に含まれる水分量は約10〜20%に保たれていて、NMF(天然保湿因子)と
細胞間脂質が水分を保持してくれています。
基底層
基底層では毛細血管から栄養を分けてもらった基底細胞が細胞分裂を行うことで新生→増殖を繰り返されています。その中の10個に1つ「メラノサイト」という茶褐色のメラニン色素を作る細胞があり、他の細胞と同様にターンオーバーによって上へ押し上げられて最後にはアカやフケとして剥がれていきます。
肌の表面
肌の表面は「皮溝」と「皮丘」から出来ていて、これらには「毛孔」と「汗孔」という穴があります。汗と皮脂が混ざって「皮脂膜」という水分の蒸発を防ぐ天然のクリームが発生し、これが肌を覆って潤いを保ってくれます。通常は弱酸性で細菌の増殖を防止することができますが、肌質がアルカリ性に傾きすぎると過敏になり炎症を起こしやすい状態になるので注意が必要です。
皮膚の構造:真皮
真皮とは、肌の弾力や張り、硬さができるところです。厚さは表皮と真皮で約2ミリ程度となっています。
真皮成分には「コラーゲン」・「エラスチン」・「酸性ムコ多糖類」が存在し、同じ真皮にある繊維芽細胞から生成されています。
さらにこの繊維芽細胞には毛細血管が栄養を送っています。真皮部分は「毛細血管」・「汗腺」・「皮脂腺」・「リンパ管」・「神経」・「毛根」などが通っている重要な部分で皮膚の本体に相当します。
コラーゲン
コラーゲンはその成分がタンパク質となっており、例えるならソファのスプリングのように束になって肌を支えています。
加齢や紫外線の影響で減少・変形し、これがシワやたるみの原因になります。
エラスチン
コラーゲンをゴムのように束ねてバンドの役目となる弾力線維のことを「エラスチン」と呼びます。
酸性ムコ多糖類
コラーゲンとエラスチンである繊維の周りにある部分を基質といい、酸性ムコ多糖類がスポンジ役割として水分を保っています。
線維芽細胞
線維芽細胞は毛細血管から栄養素や酸素が運ばれ、コラーゲンやエラスチン、酸性ムコ多糖類などを生成する工場プラントの役目を果たしています。
皮膚の構造:皮下組織
皮下組織は皮膚の最下層部分にあり、筋肉と骨のくぼみにある脂肪を含んでいます。
この皮下組織の大部分は脂肪で、体の部分によってつきかたが違ってきます。
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